図書ログ

主に少女小説の感想置き場。

『異邦の騎士』 島田荘司

【あらすじ】記憶を失くし、公園のベンチで目覚めた主人公。自分の名前も家も思い出せないため、街で助けた石川良子という女性の家に同居させてもらうことに。ある日、自分の免許証を見つけ、その住所に行ってみるが……


御手洗潔シリーズを知らずに読みました。
それでも何重にも重なったトリックが贅沢で面白く、
千賀子と益子の日記は読み飛ばすことなく最後まで読まされてしまったし、
最後は『異邦の騎士』はお前だったのか……となり、
記憶喪失の男はお前だったのか……となり、
こんな風に出会った二人の他のシリーズも読みたくなりました。
さすが名作。完全にノーマークだったのですが、さっそく御手洗さんと石岡くん良いなぁってなっています。「浪漫の騎士」も聞きました。

トイレと勘違いされる事務所のことや、御手洗さんの変人さ、かっこよさ、最初からちょっと挙動のおかしかった記憶喪失の主人公の勢いが楽しかったです。

『世界でいちばん透きとおった物語』 杉井光

【あらすじ】一度も会ったことのない実の父・宮内彰吾が亡くなった。腹違いの兄から生前小説家だった父の遺稿の捜索を頼まれ、『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を探すことになるが……

うわ~っ!!本の仕掛けが本当にすごかったです。感動しました。

一度も会ったことのない、ベストセラー推理小説家だった父親の遺稿『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を探す、というミステリー小説です。
「紙の本でしか体験できない感動」という帯の文句に釣られて購入しました。

『傷モノの花嫁』 友麻碧

【あらすじ】15歳の誕生日の直前、里を囲う結界の<外>へ出てしまい、猩猩によって額に妖印を刻まれたヒロイン・菜々緒。それ以来、穢れた存在――傷モノとして、白蓮寺一族から虐げられてきた。そんな折、霊力の高い花嫁を探していた陰陽五家・序列一位の紅椿家の当主・夜行に見初められ……

表紙&作者買いです。
面白かった~お気に入りです。表紙も美しすぎる。
ジャンルとしては、花嫁・あやかし・和風・吸血要素もあります。

『宝石商リチャード氏の謎鑑定 久遠の琥珀』 辻村七子

【あらすじ】リチャードとの過去の因縁から何かと二人の妨害をしてくる富豪の少女・オクタヴィアに、スリランカの山岳リゾート地ヌワラエリヤへと呼び出されたリチャードと正義。オクタヴィア、ヴィンス、ジェフリー、ヘンリーも合流し、オクタヴィアとの対話を試みるが……。

美貌の宝石商リチャードと、リチャードの元で修行をしつつ就職活動中の青年・正義の宝石にまつわるストーリー集。第10巻・第2部完結巻。
オクタヴィアちゃん編完結。登場人物のこういう結末が読めるのは本当に幸せなことだと思いながら読みました。