2009.11.23 *Mon

少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法

著:渡瀬桂子|絵:鳴海ゆき|一迅社文庫アイリス★★★★★
キスからはじまる契約魔法 少年魔法人形 (一迅社文庫 アイリス わ 1-1)【あらすじ】
人と接することが苦手で、友達がひとりもいない優等生のエミリアは、図書室の秘密の部屋で、毎日人形を相手に話しかけたり挨拶の練習を行っていた。ある日、エミリアがつい人形にキスしてしまうと、不思議な光と共に人形が目を覚まして……

ツンデレ少女とツンデレ人形の主従ラブコメ。
とても不器用で、人形しか友だちのいない少女。
そんな少女のもとへ人形が彼女を助けにやってくる。
しかしその人形は、この世界の<宝物>だったので、彼女の生活は一変する……

こ、これは、個人的に今年のナンバーワンのマイ萌えラノベでした。
斬新なツンデレ物であり、良い主従物であり、良い学園物でした。
顔も頭も良いのにかなり残念な性格のヒロインとヒーローのラブコメがとてもツボです。
ひたすらあわあわしているヒロインと、それを助けたいのに上手くできなくてあわあわハラハラしているヒーローがほんと、かわいいいいいいい。この不器用な感じがすごく良いです。そして図書室のシーンはもえ死ぬ。ごろごろ。
そして表紙の右側、異国の王子と言えば定番の当て馬かと思いきや、そんなあわあわしているヒロインをちょっと大人の視線で見守る素敵紳士でした。(先輩っぽさがいい)
ヒロインの壊滅的な人見知り具合は読んでいて思わず笑ってしまう(というか「ええええ!?」と驚く)ものなのですが、でも「学園」「友情」「人付き合い」に悩むヒロインの姿は、これはもう学生なら思わず共感してしまうような普遍的な15歳の少女の悩み。
この学生らしい子供たちの不器用さが、もうかわいそうで可愛くて可愛くて…もえた。

しかしこんなに萌える小説なのに、なんでこんなにあらすじと帯が残念なんだろう…。
すごくキレイにまとまっていますが、この2人の話がもっと読みたいので続刊希望です。
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2009.11.16 *Mon

伯爵と妖精 月なき夜は鏡の国でつかまえて

著:谷 瑞恵|絵:高星麻子|コバルト文庫★★★★
伯爵と妖精 月なき夜は鏡の国でつかまえて (コバルト文庫)【あらすじ】
新婚旅行から帰ってきた2人は、すれ違いの生活が続いていた。ある日、リディアの元に真っ黒な妖精が黄金の透明な石を届けにきた。真っ黒な妖精の行方を追うリディア、そして青騎士伯爵の子孫の描いた絵を追って来たエドガーは、共にとある幽霊屋敷に辿り着くが…

8月の読み忘れです。『伯爵と妖精』を積む日が来るなんてなあ…。
新婚旅行後、本格的に妖精国の地図を調べ始めた伯爵家のドタバタを描いた第20巻。

リディアが意地をはり、エドガーがいいわけを並べて事態がややこしくなるいつものパターンで、「またこのパターンか!」と思いつつも、読み始めるとやっぱり面白かったです。
ルナの謎ときも、「なるほどー」と思うような面白いなぞなぞでした。さっぱり分かりませんでしたがね。
ポールとロタ、レイブンとニコの天然カップルにもニヤニヤしたし、<みんなが鏡の中に入った後の>ポール周辺がカオス過ぎて爆笑しました。

確かに「またこのパターンか!」と思いましたが、でもこれって凄いことだなぁと思い直したり。
例えば、コバルトの長寿シリーズ『マリア様がみてる』なんかは、どのキャラもかなりの人気があって、巻ごとにメインキャラ(主役)を代えてもシリーズが成り立つ(=買ってもらえる)部分があったと思うんですよね。(しかも今では男子校メインというカオスさ)
でもこの『伯爵と妖精』は、読者のニーズ的にそういう手があまり使えないのか(?)、ずーっとメインはエドガーとリディアです。
なので、20巻にわたってひたすらエドガーとリディアの痴話ゲンカを書き続けた谷先生はすごいなぁ、と思いました。(何気に、いまだに毎回<鉱物>が絡んでくる所とかも凄いな~)
もちろん、谷先生と一緒にひたすら表紙にエドガーとリディアを描き続けた高星先生も凄いです。

≪←19巻感想/-≫
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2009.11.12 *Thu

アリアではじまる聖譚曲 征服者は聖女を誘う

著:西本紘奈|絵:硝音あや|ビーンズ文庫★★★
アリアではじまる聖譚曲  征服者は聖女を誘う (角川ビーンズ文庫)【あらすじ】
学校帰り、誘拐されそうになった友人を庇って代わりに誘拐されてしまった女子高生・高坂アリア。連れて来られた場所は異世界テルミナだという。いつのまにかアリアの指にはまっている指輪は<聖女>の生まれ変わりだと言われるが、そもそも友人の代わりに誘拐されたのだから、アリアが聖女のわけがない……!?

ビーンズの新シリーズ1巻目。
硝音あや先生のイラストにホイホイされました。硝音先生は、ある年齢以上の腐女子は一度は通った道だと思うのですが、どうなんでしょう(笑)。それにしても美形揃いでとても目の保養です。

話は、王道な異世界救世主ものでした。逆ハー風味で。
しかし救世主がモテモテなのは、男女問わずのお約束なのでしょうがないことですw
登場人物の男キャラが、出会って即デレる仕様はちょっとむずがゆかったかな。
でもヒロインのアリアのおバカっぽいところとか、セリフの言い回しはかなり面白かったです。これは良いヒロイン。そして思わず「うんうん」とうなずいてしまう凡人の主張。

最近ようやく、ビーンズ文庫のシリーズ1巻はだいたいの場合が説明の巻で、2巻からが本番、ということが分かってきたので2巻も買う予定です。
2巻では、アリアの妖しい友人・耀子ちゃんが気になります。
あとバレバレだと思いますが、ユース派。(表紙の黒髪の方)
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2009.11.11 *Wed

王の書は星を歌う アウレリア城の再会

著:彩本和希|絵:早瀬あきら|コバルト文庫★★★
王の書は星を歌う アウレリア城の再会 (コバルト文庫)【あらすじ】
王都の内乱から2ヶ月がたち、ワンデルリアの街も活気を取り戻しつつあった。レスティリアも、将軍リクニスの元へ訪ねてきた東の王子と奇妙な吟遊詩人と一緒に、賑やかな日々を過ごしていた。そんなある日、行方不明になっていた幼なじみのバラノスから手紙が届いて……

不思議な力を持つ緑の瞳の少女と、英雄のお話・第2巻。

これ再会しない方が良かっ……orz

読む前は、「前回はああだったけれど、なるべく偏見を捨てて、将軍との恋を応援しよう」って、本当にそう思いながら読み始めたんですよ!本当ですよ!しかし…!

なにこれ、なんて不憫なバラノス…!!!
だいたい何でそこで○○!!?? ヒロインの無意識の拒絶っぷりとかね、もうね、泣けますよ…。無意識の拒絶ほど見ていて悲しいものはないなと思いましたよ。
バラノスが何かを言ったり、やっちゃったりする度に、「あちゃー…」という気持ちになるというか、前回のプロポーズも相当「あちゃー」だったけど、今回のアレも超「あちゃー」でした…。不憫すぎて読むのが辛かったというか、もはや息子の初恋を見守る母親の心境に近い。そして死亡フラグも感じている…。
ほんと、「再会で気付く恋心」とか残酷すぎたよ…!
つまり、再会して天秤にかけた結果、ああなってしまったわけです。ああ!
冒頭で将軍といちゃいちゃしていた頃は、私もあっさり将軍派に寝返ってゴロゴロしながら読んでいたので(お前…)、いっそそのままバラノスのことは過去にして欲しかった…。しかしストーリー上そんなわけにもいかず…王の書が…過去が…未来が…あああ。

話はハードな展開で、ついつい引っ張られて読み進めてしまいました。
新キャラの吟遊詩人はかなりナイスなキャラで大好きです。
続き、気になるんですよね。そして将軍も嫌いじゃないんですよね。どうしようかなぁ…。

≪←1巻感想/-≫
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2009.11.10 *Tue

ゲームの達人

著:シドニー・シェルダン|訳:天馬龍行・中山和郎|アカデミー出版★★★★★
【あらすじ】
18歳の美青年ジェミー・マクレガーは、一攫千金を夢見て故郷のスコットランドを旅立った。しかし、苦労の末に発掘したダイヤモンドを奪われ、リンチに合い、砂漠へ捨てられてしまう。彼は命の恩人と共に復讐の計画をたてる……

バブル時代のベストセラー小説。日本でも750万部売れたらしい。さすがバブルです。
40代の同僚に勧められて読みました。

面白かったです!
日本人の読みやすいように訳してあるらしいのですが、すごく読みやすかった。
内容は、一攫千金を夢見てスコットランドを飛び出した18歳の少年の復讐劇から始まる、彼の一族の100年間の繁栄が描かれています。
個人的には上巻の方が面白くて、登場人物が魅力的でした。
一族モノだからしょうがないのですが、後半になると愚か者ばかりになっていくというか……親になったキャラの気持ちはわかるんですがわかりたくないというか……(^^;)下巻はどうにも登場人物が好きになれず、ちょっとゲンナリしてしまいましたが、最後まで一気に読めました。面白かったー!
そしてわりと容赦ない展開で、読んでいてたまに「うっ」となります。まさに天国と地獄。
大きな山場や、結末が無い感じの終わり方ですが、一気に読めるので娯楽としてはとても楽しめると思います。

ちなみにロマンスではやっぱりケイト&デビッドが一番好きです。
ケイトの父親を心から尊敬し、父亡き後に会社を支えつつケイトを教育したデビットと、物心ついた時からずっとデビットが大好きというケイト。その年の差20歳、という私の大好物カップルでした。とてももえました。

個人ではバンダとジェミーが好き、そしてトニーは凄くかわいそうでした。

あと、どうでもいいことですが、親になったキャラの気持ちはわかるんですがわかりたくないキャラの代表として、『ドラゴンボール』のチチ、『おしん』のおしん、などがいます。
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