図書ログ

主に少女小説の感想置き場。

『傍観者の恋』(フェアリーキスレーベル) ナツ

傍観者の恋 (フェアリーキス)
2017/03/27
著者:ナツ
イラスト:あき
by ヨメレバ

【あらすじ】貿易商メイスフィールド家の令嬢レイチェルは、片想いの相手ノアが実の姉のアリシアを愛していることを知り、病弱なアリシアの療養を理由に、契約結婚の駆け引きをもちかけるが……

尊いものを読みました……。

片想いの友人・ノアが実の姉のアリシアを愛していることを知り、主人公のレイチェルがとある交換条件でノアに契約結婚を持ちかける……という仮面夫婦小説です。
今年のお気に入りの1冊になりそう。とてもオススメ。

好きな人が実の姉を愛していると知ったヒロイン・レイチェルの思考や行動がかなり病んでいて面白かった~!
ノアがアリシアに恋してると見せかけて(実際恋してたんだけど)、ノアとアリシアがお互いにレイチェルをめぐって独占欲や嫉妬し合っていたりして可愛い。でもじれったくて、アリシアの手紙には号泣し、ノアとレイチェルが両想いになってからは転げまわりました。その両想いになる過程も丁寧で、仲の良い夫婦のフリをする時なんかはあまりの甘さにジタバタしました。オースティンが絡むシーンはどれもお気に入り。
あきさんのイラストもステキで、読み終わってから表紙を見ると、あまりの尊さに拝むしかないです。アリシア……。゚( ゚´д`゚ )゚。

私はこの小説を電子書籍で読んだのですが、フェアリーキスレーベルって、てっきり同じ会社から出ているTLレーベルのロイヤルキス文庫やチュールキス文庫の仲間だと思っていて……、つまりいつこの2人のベッドシーンが始まるんだろう(はじまるのか?)と思いながらずっと読んでいたのでした。ははは…。
もちろんフェアリーキスレーベルは、健全な少女小説レーベルなのでそんなシーンはありません。すばらしい純愛(やや病み)でした。

『シンデレラ伯爵家の靴箱館 恋する乙女は雨を待つ』 仲村つばき

シンデレラ伯爵家の靴箱館 恋する乙女は雨を待つ (ビーズログ文庫)
2014/05/15
著者:仲村つばき
イラスト:あき
by ヨメレバ

【あらすじ】エデルの母の形見の赤い靴は独りでに動き出す靴だった。エデルはオカルトな靴を集めているというシンデレラ伯爵家のアランを訪ねるが……第1巻。

少女小説読み界隈でアラン様が大人気なので、これは読まなければ…と思っていた本です。
いえ発売日頃に買ったはずなのですが、なぜか長い間カバーだけになっていて……、ようやく実家から本の中身が見つかったので読みました。
面白かったー!

母の死の真相が分かるかもしれないと、母の形見の靴を持って、ヒロインのエデルがシンデレラ伯爵家の靴箱館を訪ねる所からはじまるストーリーです。
独りでに動き出す赤い靴、上客様の令嬢カーレンの恋、靴職人として働くことになったエデル、盗まれた赤い靴……など、わくわくするエピソードを絡めて丁寧にストーリーが進んでいき、読みやすかったし、面白かったです。
ストーリーの最初の方で犯人が分かる構成で、それが逆にハラハラしながら読みました。
エデルやアランの心理描写も丁寧に描かれていて、心境の変化がよく分かる所が良かったです。

今後物語が進んでいくと、父親も登場したりして巻き込まれて行くのでしょうか。
とりあえずアランが妹ルディアから受け取った本が、今後大活躍することだけは知っていますw 面白かったので続きも近いうちに読みたい~。

『悪役令嬢、時々本気、のち聖女。』 (PASH!ブックス) もり

悪役令嬢、時々本気、のち聖女。 (PASH!ブックス)
2015/07/31
著者:もり
イラスト:あき
by ヨメレバ

【あらすじ】エリカは自分に自信がなく、読書を愛し、友達も全然いない令嬢だった。しかし演劇部の卒業公演で「イザベラ」を演じ、高等科のクラスにヴィクトル王子が編入してきてから、周囲が騒がしくなってきて……

勝手に1冊完結かと思い買ったのですが、シリーズ第1巻だったようで、未完です。
ええと、タイトルで言うと「悪役令嬢」と「時々本気」の間のあたり……?
この巻はエリカと周囲の登場人物紹介のような感じで、たくさんの男性キャラが出てきますが、まだヒーローとは別なキャラにヒロインが恋をしているような状態です。(いや、マティアスやオーレリーが相手役じゃないのだけは分かるw)

最初は卑屈でケンカ腰なヒロイン・エリカに乗り切れずに読んでいましたが、ヒーローのヴィクトル王子がエリカに本性を出してくるあたりから面白くなってきました。
webで続きが読めるのですが、後々出てくる面白い部分がほとんど1巻では出てこないので、この巻だけではちょっと評価し辛いかなと思います。
この巻だけ見ると、ヴィクトル王子よりもギデオン様の方が素敵に見えるんですけど、web版の続きだとヴィクトル王子も本当に素敵で…そしてギデオン様は…ううう…(;_;)(さっそく読んだ)

シリーズの続きの方では、恋愛も冒険もスカッと感も、おまけに謎も大増量でとても面白かったので、2巻が出たら書籍もご祝儀買いする予定です。

『シュガーアップル・フェアリーテイル 7~11巻』 三川みり

土日はシュガーアップルの世界にどっぷり浸かっていました。
浸っていた…というよりは修羅のようにページをめくり続けていた…という方が正しいかも^^;
が付いているものは、特にお気に入りの作品です。

『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黄の花冠』
シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と黄の花冠 (角川ビーンズ文庫)
あらすじ:銀砂糖子爵の後継者候補として王宮に召集されたアンと若き砂糖菓子職人たち。銀砂糖妖精ルルから、妖精と王家にだけ伝わる特別な技術を学ぶように言われ……第7巻。
2011/12/28
amazonKindle版

キース…(´・ω・`)
キースがアンに対して感じる焦りや不安がすごくよくわかって、自分の心と向き合っているような、キリキリした気持ちで読んでいます。
しかしこっちはキリキリしながら読んでいるのに、キースの方はいつのまにかプロポーズになっていて、少女小説さすがすぎました(^^)

でもこの小説の1番すごいと思うところは、読んだ後に「自分ももっと頑張ろう」と思える所です。
魔法のような小説だといつも思います。

『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と灰の狼』
シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と灰の狼 (角川ビーンズ文庫)
あらすじ:王家から妖精を職人として育成する許可を貰ったアンたちは、ヒューと共に妖精商人の長であるレジナルド・ストーの元へ交渉へ向かった。しかしストーはラファルの棺を持って逆に交渉を持ちかけてきて……第8巻。
2012/03/31
amazonKindle版

みんなの砂糖菓子への想いと矜持に心を打たれました。
アンやヒューの魂の叫びに感動して涙が…。
みんなが言うように、アンとヒューは砂糖菓子バカで自分よりも砂糖菓子の未来を大切にしてて、でも銀砂糖師のみんな、それぞれ違った形で砂糖菓子を心から愛していますよね。

狼さんは、きっといつか妖精と人間とのここぞという場面で出てきてくれそう。期待。

『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と虹の後継者』
シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と虹の後継者 (角川ビーンズ文庫)
あらすじ:いよいよ妖精の育成がはじまった。しかし肝心の妖精たちはまったくやる気がなく、逃亡することばかり考えていて…第9巻。
2012/07/31
amazonKindle版

アンやヒューやシャルの存在で、すこしずつ世界が変わっていくのが読んでいるこちらまでとても嬉しく思います。
でも生まれたてのヒヨコみたいにダイヤモンドのエリル君がラファルの味方になってしまったのが悔しい。
また次巻からラファルが出てくると思うと気が重いです…(-_-;)

『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と水の王様』
シュガーアップル・フェアリーテイル    銀砂糖師と水の王様 (角川ビーンズ文庫)
あらすじ:寿命が尽きようとしているミスリルを救うため、ラファルのために砂糖菓子を作り「王国の中心」を見つけることを条件に、ラファルと同行することになったアンとシャルだが……第10巻。
2012/09/29
amazonKindle版

ついに両想い…!な巻なのだけど、ページを捲る手が止まらなくてあっという間に読了してしまいました。どうなるのこれぇ…。(ついに両想いで感慨深いんだけど、2人の想いは「知ってた!」みたいな。。)

ミスリルの前向きさと優しさに涙が止まりません。
アンやシャルだけじゃなく、エリルまで「ミスリルみたいな王になりたい」と思ったシーンで私の涙腺は崩壊です。美しいタイトルと表紙を見て、さらに涙。。

純粋で、赤ちゃんみたいなエリルが可愛いです。しかしラファルは許すまじ。。。

『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と金の繭』
シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と金の繭 (角川ビーンズ文庫) 
あらすじ:ラファルに刺され、エリスの妖精の力で一命をとりとめたアンだったが、目覚めた時には砂糖菓子を作る感覚を失っていた。アンは見習いとして、ペイジ工房で修行をさせてもらうことになるが……第11巻。
2012/12/28
amazonKindle版

ラファル許すまじ…(2回目)
命と引き換えに、砂糖菓子を作ることが出来なくなってしまったアン。
仕方なくそうなったわけではなく、防げた事故だったような気がするだけに、なんでアンばかりこんな目に合わなければいけないの…と、余計に悔しい。
こちらの心が折れそうなくらい次々と受難が降り注ぐ展開の中で、恋愛方面やミスリルの存在にニヤニヤさせれられます。
特にシャルは巻を増すごとに糖度が上がっていてとてもキュンキュンします。

そしてキャットとエリオットの株がうなぎ登りです。カッコいいですね~。
根気強くアンの練習に付き合ってくれたエリオットの、砂糖菓子に向き合う時の真剣な態度にドキドキしました。

[シュガーアップル・フェアリーテイル]シリーズ感想一覧

『英国マザーグース物語 花咲けるきみと永久の歌』 久賀理世

英国マザーグース物語 花咲けるきみと永久の歌(コバルト文庫)英国マザーグース物語 花咲けるきみと永久の歌(コバルト文庫)
(2013/06/29)
著者:久賀理世
イラスト:あき

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汽車の中でクリストファーと対峙したジュリアンは最後のゲームを持ち掛けられる。年末のロンドンを舞台に、クリストファーが起こす連続殺人事件が幕をあけて……第6巻(完結)。

新聞記者コンビの少女向けミステリー最終巻。
終わってしまって寂しい~~(;_;)、でもすっっごく面白かったです!
面白すぎて、久しぶりに長い長い感想になってしまった。。。(^o^;)

前回の引きからのレナードの活躍にまずはホッとしました。
ホッとしたのも束の間、「だれがこまどりをころしたの?」のマザーグースに乗せて、年末のロンドンで連続殺人事件が起こります。
事件が進むにつれ、クリストファーの内面もどんどん明らかになっていき、最後は憎みきれない存在になっていました。
彼が今までしてきたことを考えると許されないんですが、すっかり感情移入してしまい、彼に関してはもうちょっと救いが欲しかったと思ってしまいました。
でも<セシルを道連れにすることをやめ、彼女を守って亡くなったラスト>は、クリストファーにとっては救いがあったのかもしれませんね。。

最後のシーンで<パパ>が出てきたのも全然予想して無かったのでビックリしました。
でも確かにここで出てこなかったら、もうどこで出てくるんだ?って感じですよね。
そしてさらにさらに予想して無かった<ジェフリー&サミュエル&カブリエル>の登場シーン!
冒頭のレナードも含め、登場人物みんなが次々と助けに来る展開に胸が熱くなりました。
本当に面白かった!!

あ、ダニエルお兄様が全然活躍していない気がしますが、お兄様は今まで父親が行方不明になってから、ずっと妹弟を守ってくれていたので、今はゆっくり寝込ませてあげましょう(笑)。

想いが通じ合った主役2人もラブラブで可愛いかったです。
でも展開がギュウギュウなシリアスだったので、2人のいちゃいちゃはもっと見たいですー。
コバルト9月号に後日談の中編が載っているとのことで(昨日買って来た!)、それを含めた短編集が出ることを期待します。

←5巻の感想/-

『英国マザーグース物語 聖夜に捧ぐ鎮魂歌』 久賀理世

英国マザーグース物語 聖夜に捧ぐ鎮魂歌(コバルト文庫)英国マザーグース物語 聖夜に捧ぐ鎮魂歌 (コバルト文庫)
(2013/06/01)
著者:久賀理世
イラスト:あき

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ジュリアンの正体と本当の目的を知ったセシルとダニエルは、ジュリアンの本音を信じられず拒絶してしまう。クリスマスに王室のパーティに招かれたセシルは、クリストファーから命を賭けたゲームを持ち掛けられ……第5巻。

あ、英国マザーグースシリーズがKindleに追加されてますね。未読の方はぜひ。オススメです。

ジュリアンの本当の職業と目的が明かされ、すれ違う第5巻。
セシルの気持ちもダニエルの気持ちも分かる…分かるけど切ない…。
でもはたから見ているレナードが我慢出来ないのもわかりすぎて。
セシルにスケッチを届けてくれた瞬間のレナードと私たちは同じ気持ちでしたね…。

最終巻手前ということで、今まで登場したキャラクターがサンドリンガム・ハウスに一堂に会してて面白かった~。
アメリアもガブリエルもセシルに良くしてくれて、見ていて嬉しくなります。
アメリアはもうセシルにデレッデレですよね。可愛いです。

クリストファーとセシルが直接対決する後半は、もうハラハラして読む手が止まらなかったです。
ラストはビックリしました…!
セシルは生きていると信じてるけど、クリストファーはどうだろう??
次巻は今日買って帰ってきたのでこれから読みます。気になる…!

←4巻感想6巻感想→

『英国マザーグース物語 裏切りの貴公子』 久賀理世

英国マザーグース物語 裏切りの貴公子 (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)英国マザーグース物語 裏切りの貴公子 (コバルト文庫)
(2013/02/01)
著者:久賀理世
イラスト:あき

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男装新聞記者・セシル令嬢とパトーナー絵師・ジュリアンのヴィクトリアン・ミステリー。
ついに(?)お互いの正体が明かされる第4巻。

読書メーターの感想が、「裏切りの貴公子って…お前かー!」「お前か!」の嵐だったので、
「お前何やったんだよ…」と思いながら読んだのですが、うわあああお前えええええ!!!

何となく怖いガイ・フォークス・デイのお祭りの話からはじまる第4巻。
黒妖犬や≪ブラック・ダイヤモンド事件≫の裁判など、不穏な話題が続きます。出てくるマザーグースも全体的に暗く恐ろしい雰囲気で効果的…。
クリストファーは怖いし、セシルとジュリアンの途中の甘い展開はとても良かったー!などと一喜一憂しながら読んでいたら、最後うわあああ!!

---以下ネタバレ---

でも途中までの展開で、ジュリアンがアッチ側の人間だったらどうしようとハラハラしていたので、ひとまず正義の味方で安心しました。ジュリアンがセシルの命を狙っていなくて本当に良かった。
続きがとてもとても楽しみです!待ちきれません。

←3巻感想5巻感想

『英国マザーグース物語 哀しみのロイヤル・ウエディング』 久賀理世

英国マザーグース物語 哀しみのロイヤル・ウエディング (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)英国マザーグース物語 哀しみのロイヤル・ウエディング(コバルト文庫)
(2012/09/29)
著者:久賀理世
イラスト:あき

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男装の新聞記者として働くセシル令嬢と、そのパートナー絵師として働く婚約者ジュリアンのお話。王宮に招かれたり、降霊会に参加したりする第3巻。

あきさんの描く、ジュリアンの髪の不思議な色合いがとてもキレイで好きです。
「ジェフリー兄さん、王宮に行く」の話は、行く前からこっちまでハラハラしましたw

あと、王宮にいた眼帯の人こわいよー。
この人すでに王宮に入り込んでるから嫌な予感がする(。ŏ﹏ŏ)
4巻を読んだ人たちが読書メーターで大騒ぎをしているので、早めに4巻も読みたいところ。(気になる~)

王族の人間関係が複雑で混乱したので、ウィキペディアを見ながら読んだのですが、かなり史実に基づいて書かれているんですね、この話。ビックリしました。
プリンセス・アリス号の事故も、実際にあった事故だそう。
毎回ちゃんとミステリーしてるし、面白いです。登場人物が家族みたいな雰囲気なのも好き。

←2巻感想4巻感想→

『シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と赤の王国』 三川みり

シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と赤の王国 (角川ビーンズ文庫)シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と赤の王国 (角川ビーンズ文庫) (2011/09/30)
著者:三川みり
イラスト:あき

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新聖祭の作品を制作中にラファルに連れ去られてしまったアン。
連れられた城では、ラファルが妖精王として戦士妖精たちを従えていて……という第6巻。

どんどん追い込まれていく状況に「本当に間に合うの~!?」とハラハラしながら読みましたが、ここでジョナスの再登場が!
最初の頃はもちろんジョナスは大っ嫌いだったけど、彼の最後が最後だっただけに、
ちょっと心配だったので?やっぱり嬉しい。
そこにキースやブリジットも加わり、みんなで作業をするシーンは本当に嬉しかったです。

すっかりアンを愛するようになったシャルの独白が照れますね。
「ずっと」の深い想いにキュンとしました。

最後はキースの爆弾発言が。
アンの答えがなんとなく想像できるだけに、今から「キース…どんまい(´・ω・`)」な気持ちで読了。

←5巻感想7巻~11巻感想→

『英国マザーグース物語 新聞広告には罠がある!?』 久賀理世

英国マザーグース物語 新聞広告には罠がある!? (コバルト文庫)英国マザーグース物語 新聞広告には罠がある!? (コバルト文庫)
(2012/06/01)
著者:久賀 理世
イラスト:あき

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ロンドンでは「ブラックバード」と名乗る怪盗が街を騒がせていた。
男装新聞記者のセシルは、「アクロイド新聞」に載っている怪しい新聞広告が
怪盗ブラックバードと関係があるのではと考え、ジュリアンに相談するが……シリーズ2巻目。

面白かったー!

今回はなんと、社交界でセシルに「お友達」が出来るのですが、
これがまたキャラも面白い上に、なんだか強力な後ろ楯を得た気分で気持ちが良いです。
メガネを外したソフィと、社交界の華・アメリア、そして女に戻った(?)セシルの3人が、
今後、社交界を席巻すると思うととても楽しみ。

ミステリー部分も丁寧に書かれているので、謎解きも楽しめました。
セシルとジュリアンのやりとりもニヤニヤしますが、
ダニエル(兄)とジュリアンの会話も楽しいです。

セシルの正体が皆にバレバレなんですけど、このゆるい感じが安心して読めて良いです。

←1巻感想3巻感想→

『英国マザーグース物語 婚約は事件の幕開け!』 久賀理世

英国マザーグース物語 婚約は事件の幕開け! (コバルト文庫)英国マザーグース物語 婚約は事件の幕開け!(コバルト文庫)
(2012/02/01)
著者:久賀 理世
イラスト:あき

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女であることを隠して新聞記者の仕事をするセシルと、
婚約者であることを隠してセシルとパートナーを組むジュリアンのお話。

軽い短編集かと思ったら、わりとシリアスな事件簿でガッツリ楽しめました。
一番気になる部分がちゃんと解決しているので、これ1冊でも十分楽しめます。

セシルとジュリアンの関係がとてもツボでニヤニヤしました。
特に、お互いの正体はヒミツなのに、わりと堂々とセシルにアタックするジュリアンにニヤニヤします。最後の銃のシーンとかは、男同士だとさすがに気持ち悪いのではw

「マザーグース(童謡)」の詩ってよく小説に出てくるけれど、今まであんまりよくわからなくて、不気味なイメージをもっていましたが、「ロンドン橋」の歌や「メリーさんの羊」の歌みたいなのをマザーグースって言うんですね。

ということは、今回小説に出てきた詩にもメロディがあるのかな?
聞いてみたいかも。

-/2巻感想→

『シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と紫の約束』 三川みり

シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と紫の約束 (角川ビーンズ文庫)シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と紫の約束
(角川ビーンズ文庫)
 (2011/07/30)
著者:三川 みり
イラスト:あき

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【あらすじ】新聖祭の作品を制作するため、古城ホリーリーフ城を借りたペイジ工房。呪いの城という噂のあるホリーリーフ城では、怪奇現象が次々と起り……第5巻。

回想がはじまったあたりからずっと泣きっぱなしでした。
ハーバートの優しさにキュンとして涙が止まらなかったり、ノアと自分の気持ちを重ねてアンを想うシャルの気持ちにキュンとしたり。グラディスに嫉妬して妙に積極的なシャルにキュンキュンしたりしました。

でもラファルはイヤー!
何でこんな大切な時に邪魔をするの…。
ヒューのお菓子を食べているシーンなんて本当に許せないよ(つд`)

-/6巻感想→