図書ログ

主に少女小説の感想置き場。

『ドイツェン宮廷楽団譜 嘘つき婚約コンチェルト』 永瀬さらさ

ドイツェン宮廷楽団譜 嘘つき婚約コンチェルト (角川ビーンズ文庫)
2016/12/01
著者:永瀬 さらさ
イラスト:緒花
by ヨメレバ
【あらすじ】ドイツェン王国宮廷第二楽団のオーディションに合格したミレアは、出生を偽ってでも有名になって探したい人がいる。しかし利害の一致から第一楽団の指揮者アルベルトから嘘の婚約を提案され、受けることになり……

面白かったー!
2016年のお気に入り少女小説です。

幼い頃にバイオリンをくれた少年を探すため、出生を偽って宮廷楽団に入ったバイオリニスト・ミレア。
19世紀あたりのドイツがモチーフのようなドイツェン王国の楽団もの少女小説です。とても良かった~。

出生を偽って宮廷楽団に入ったミレアに対し、残り30ページまで大衆の前でミレアの出生の秘密が暴かれるなど、かなり過酷な展開でハラハラするのですが、展開の厳しさが大きい分ラストの演奏シーンや父親のエピソードにカタルシスがあって泣きながら読みました。特にミレアの父親のくだりはまさかすぎるし、一番泣いたシーンです。

ミレアと超ツンツンなアルベルトにもニヤニヤしました。
「天使様に会ったら絶対に分かるもん!気付くもん!」と本人の前で豪語するミレアが本当に間抜けすぎて…(*^_^*)
でも最後の1文を見るに、結局アルベルトは最後まで自分がミレアの探し人だと明かさなかったんですよね。くうう、そこは明かしてもいい気がする!でも、別人を装って生涯応援を続けるのも良すぎてずるい! お幸せにね…(*ノД`*)

『聖なる黒夜』 柴田よしき

聖なる黒夜〈上〉 (角川文庫)
2006/10
著者:柴田 よしき

by ヨメレバ

【あらすじ】春日組の幹部・韮崎が殺された。事件を担当することになった警部・麻生は、韮崎の男妾である山内と再会する。山内は10年前に麻生が逮捕した青年で……

ひえ~~~好き~~~。゚( ゚´д`゚ )゚。

10年前に冤罪で逮捕され、人生が狂ってしまった青年・山内と、彼の人生を狂わせてしまったバツイチの警部・麻生のラブストーリーです。
登場人物のほとんどがゲイで、それぞれ事情や愛情があり、みんなヤンデレ。大好きな雰囲気です。

読了後、『RICO』シリーズや『海は灰色』を読み、 もう一度『聖なる黒夜』を最初から読んで、感想を書いています。
この2人がたくさんの女性に愛されている理由がとても分かる~~(;-;)

登場人物が多く、とても長いので、最初は飛ばし読みでも良いと思います。
気に入ったら、もう一度最初からゆっくり読めば大丈夫だと思います。偽名キャラ多すぎるので!!

感想が恐ろしいほどに長くなってしまったので、TOPからはたたみます。
『RICO』シリーズ、『探偵 麻生龍太郎』シリーズのネタバレも含みます。
めちゃくちゃ良かった。゚( ゚´д`゚ )゚。萌え苦しい……2人に幸せになってほしい。゚( ゚´д`゚ )゚。南の島~~!!

『宝石商リチャード氏の謎鑑定』 辻村七子

宝石商リチャード氏の謎鑑定 (集英社オレンジ文庫)
2015/12/17
著者:辻村七子
イラスト:雪広うたこ
by ヨメレバ

【あらすじ】道で酔っ払いにいじめられていたイギリス人リチャードを助けた正義。日本で宝石商を営んでいると言うリチャードに、祖母のかたみの指輪の鑑定を依頼するが……

デビュー作『螺旋時空のラビリンス』で私たちを感動の渦に席巻した辻村先生の2作目は、ややBL風な宝石にまつわるライトミステリーでした。
年末年始にかけて私の中でこのリチャード氏が大ブレイクを起こしていました…。

BL小説ではないのですが、表紙の男2人の関係が思った以上に萌えてニヤニヤしながら読みました。
リチャードの褒め言葉に弱いところとか、ヤキモチ焼きなところが可愛いんですよねぇ。
しかも冒頭で颯爽と自分を助けてくれた正義に恋に落ちてしまったのかと思うと……うっ…可愛い;;;リチャード氏チョロすぎでは;;;;と私の中の腐女子が萌え転がっていました。

正しいか正しくないかだけでは測れない色々な事情を持った依頼人の話がメインで、どれも後味の良い話で面白かったです。
石マニアのゴルゴ谷本さんも良い味だしてました。
しかし正義に恋の相談をされた時のリチャードの反応が毎回かわいそうすぎるので、谷本さんにはいつまでも正義とリチャードの恋を見守って欲しいです。
あ、でも、石マニアの谷本さんとリチャードの会話も見てみたい気もします。

ロイヤルミルクティーと言えば学生の頃、友人のアパートに遊びに行った時に、作中に出てくるような、お鍋で煮込むミルクティーをよく淹れてくれたのを思い出しました。
あのお鍋で煮込むタイプのミルクティーを、ロイヤルミルクティーと言うんですね。やはり友人も紅茶に対するこだわりを語っていたような気がするんですが、すっかり忘れていました。
ロイヤルミルクティー過激派って言い方が可愛いです。
とても好みの小説だったので、続編が読めると良いなぁと思います。

『降霊会の夜に謎解きを 執事と令嬢の帝都怪奇録』 長岡マキ子

降霊会の夜に謎解きを 執事と令嬢の帝都怪奇録 (富士見L文庫)
2015/07/15
著者:長岡マキ子
イラスト:カイ
by ヨメレバ

【あらすじ】半年前に使用人共々一家を惨殺された元伯爵令嬢の薔子は、生き残った執事の統真と共に、犯人を探すために探偵業を営んでいるが……

明治時代の華族という設定の小説で、これはとても好みの小説でした!大好きです。
普段は口が悪いけど、幼い頃から一途にお嬢様を愛している執事が好きな方にとてもオススメです。

とにかく執事・統真とお嬢様・薔子の愛情を感じるシーンが全部好きです。
どのセリフもめちゃくちゃキュンキュンします。ほっかむりで駆け付けて来るシーンすらカッコ良すぎてもうどうしたら…!
謎解きの部分はかなりオカルトでしたが(石に触ったら記憶が蘇ったりしますw)、私はお嬢様と執事の関係に萌え転がったので、大満足です。
景虎は花霞とお幸せにね。(てきとう)

とはいえオカルトの部分も私は好きです。
こうやって幽霊が真相を語ってくれるのは親切だし、色々な人の視点で人間関係が読めるのが面白かったです。
(薔子と踊った方の)金髪の仮面は、統真であって欲しくはないけれど、半年前の13人殺しの時に統真にお父さんやお兄さん(お母さんも??)の霊が降霊してしまった可能性もあるのかも…。普段は統真の人格なんだけど、時々降霊するみたいな感じで。
でも別人なのが一番良いので、続編出ると良いなぁと思います。
それ以上に2人の関係が大好きすぎて、もっと読みたいです。

これは良い執事ものでした。
好みだけで言ったら、今のところ今年の私の1番かな。(管理人は執事が大好き)

『空と鏡界の守護者』 小椋春歌

空と鏡界の守護者 (ビーズログ文庫)
2015/09/14
著者:小椋春歌
イラスト:ホームラン・拳
by ヨメレバ

【あらすじ】パンディア国立連術士学園に通うエリルは、今まで誰とも<連禱>が出来ず何の魔法を使っても弱い落ちこぼれ生徒だった。しかしとある事件をきっかけに、学園随一の天才下級生リトに懐かれてしまい……

わああ超面白かったです! 超お気に入り。
学園一の落ちこぼれ生徒エリルが、とある事件をきっかけに学園随一の天才下級生に愛され攻撃にあうというストーリーなんですが、この天才下級生リトが、一途でワンコで狂気じみてて愛が暴走する所がとても可愛く、とっても魅力的なヒーローでした。
落ちこぼれヒロインを熱烈に崇拝しているのも、読んでるこっちまで胸がキュンとします。(最後の方に明かされる理由がまた良い)
<氷の王子様>も小椋先生の手にかかるとこんなにも暑苦しく…!!笑

特に最後のリトの演説シーンは、最初は恥ずかしくて読み飛ばしかけていたのですが、病み付きになる恥ずかしさで、今では最後の演説のシーンだけ何度も何度も読み返していますw

馬鹿にされ、いじめられるヒロインを愛する周りのキャラクター、ターニアやハイヤーン先生もすごく良かったです。
ユークの(そこまでの友情ーー!?)のツッコミは爆笑しました。

以下ネタバレなので文字を反転。

学園のみんなから馬鹿にされていたエリルと、天才と言われ尊敬されていたリトがお互いとしか組めないという設定が、もう本当に熱くて萌えすぎました…これは凄い設定ですよ…萌える…。
お互い出会えて本当によかったねぇぇとほっこりしました。

演説の最後での「だから、エリル先輩がすごい力を持っていること、そして、俺が嘘つきで天才じゃないということだけ皆に知ってもらいたかったんです」のセリフが、リトの誠実で真面目で一途な性格が良く伝わるセリフで大好きです…。


挿絵のホームラン・拳先生は初見でしたが、ワンコっぽいトロンとした絵柄がとても合っていて素敵でした。
ヒロインのむっちりトロンとした感じが可愛いです^^

2巻の感想→

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet』 桜庭一樹

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
(2009/2/25)
桜庭一樹

amazon

【あらすじ】13歳の山田なぎさのクラスに、「海野藻屑」という変わった名前の美しい転校生がやって来た。なぎさは嘘つきで痣だらけの藻屑に気に入られてしまうが……

世界観が印象的でとても好きな本です。読み終わって10日くらいはこの本の世界から抜け出せませんでした。余韻と中毒性のある本だなぁと思います。
悲しく救いの無いストーリーなのですが、なぎさと藻屑の友情や、友彦となぎさの家族愛、実弾と砂糖菓子の弾丸など、やりとりやエピソードがすごく好きで、いまだに思い出してはうるうるしてしまいます。

花名島と藻屑のうさぎ事件の時の戦闘シーンが印象的です。
うさぎの犯人はやっぱり藻屑なのかなぁ。あの事件の時に、謎の階段をのぼって大人になってしまった花名島が、ちょっとカッコよく思えてしまいました。

漫画版もキンドルに入っていたのですぐに買って読んだのですが、コミカライズもすごく良かったです。
特に友彦の顔がすごく好きで、もう友彦にはこの顔しかないとすら思えます。

『流星ワゴン』 重松清

流星ワゴン (講談社文庫)流星ワゴン (講談社文庫)
(2005/02/15)
重松 清

amazonKindle版


【あらすじ】勤めていた会社をリストラされ、妻には離婚を切り出され、息子は受験に失敗して引きこもり……。そんな人生に疲れて漠然と死を考えていたカズの前に、一台のワゴンが止まった。5年前に死んだという橋本さん親子に連れられ、カズは父親のチュウさんと共に過去を旅することになるが……

私はこういう話にとても弱いです(号泣)。
小説に限らず現実世界でも結婚している人たちを見ていつも思うのですが、親という人間はどうしてこんなにも無償の大きな愛を持てるのだろうと思います。

最初に若いチュウさんが出てきたところで、「これは大きな愛を持った不器用な父親だな」と確信して、読みながらずっと泣きっぱなしでした。
またこの感想を書きながらチュウさんを思い出して泣けてきました。
読んでいる私たちには登場するお父さんの愛情が痛いほど伝わってくるのですが、不器用すぎて登場する子供たちにはなかなか伝わらなくて……でも気が短い父親に萎縮しちゃう子供の気持ちもわかるので歯痒かったです。

妻の美代子がどう考えてもただの痴女なので、未来が変わるかどうかはどっちでも良かったんですけど、(だってあれカズの挙動関係ないよねぇ) ひとつだけ、最後にカズには現実のチュウさんに会いに行ってあげて欲しかったなぁ。
連れションで解決する男の世界観は女には分かりませんので笑。
それから、カズがワゴンを降りた後のチュウさんと橋本さん親子の旅も見てみたかったですね。

『レディ・マリアーヌの恋人』 (ルルル文庫) 宇津田晴

レディ・マリアーヌの恋人 (ルルル文庫)レディ・マリアーヌの恋人 (ルルル文庫)
(2011/04/26)
著者:宇津田 晴
イラスト:高星麻子

amazonKindle版

【あらすじ】病床の皇帝よりローズウィークの運営を任された第1皇子アルベルトを補佐するため、弟妹は忙しく奔走していた。ローズウィークの間だけロベルトの恋人のふりをして過ごすことになったマリアーヌは……第2巻。

騎士として育てられた令嬢マリアーヌと俺様王子ロベルトの王宮ロマンス第2巻。
宇津田さんの『流血王の初恋』がすごく良かったので、積んであったこちらも続けて読みました。
1巻を読んだのが2011年だったので、今回2巻を読む前に1巻も再読。
マリアーヌのカッコよさやロベルトの甘さが文句無しですごく良かったです!超お気に入り。
うーん、正統派な俺様ヒーローを久しぶりに読んだけど、やっぱり俺様もいいわぁ~(∩*´ω`*∩)
個人的には、傷ついたロベルトを見たマリアーヌが鬼神の如く敵を倒していくシーンが好きです♡かっこいい♡♡でも馬で颯爽と助けに行くシーンも好き♡
あと「あなたを守れないなら乙女になんてなれなくてもいい」のシーンも最高でした。

1巻で持ち越しになったモーリスや月の欠片などの伏線が放って置かれたまま2巻で完結となってしまいましたが、2巻のあとがきで震災での被災について触れられているので、何か大変な事情があったのかもしれないですね。
私はモーリスやディアボリ教関係は雑でも全く構わないので、2人の関係を両想いになるまでしっかり書いてくれて嬉しかったな。

※2016年に続編が出ました。
3巻の感想→

『(仮)花嫁のやんごとなき事情 2~5巻』 夕鷺かのう

気が付くと1ヶ月たっててやばい(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)
『(仮)花嫁』シリーズすごい面白かったです!
まとめてる時間がなかったのでリアルタイム感あふれる読書メーターの感想を貼っておきます;



(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できなきゃ大戦争!?- (ビーズログ文庫)(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できなきゃ大戦争!?-
面白かったー。しかしこれ本物のシレイネ姫の性格がめんどくさそうすぎる…早くワルプルギスの夜を越えて2人で逃げよう^p^

読了日:3月13日 著者:夕鷺かのう



(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できずに新婚旅行!?- (ビーズログ文庫)(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できずに新婚旅行!?-
あ、甘かったー!楽しすぎる。。ところでお姫様は城から出て大丈夫なの?

読了日:3月13日 著者:夕鷺かのう



(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚の前に身代わり解消!?- (ビーズログ文庫)(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚の前に身代わり解消!?-
後編読むまで眠れない/(^o^)\秘密とか恋愛とかもっとゆっくり進むかと思っていたから、この展開の速さは嬉しい。みんなが言ってる「美女の夜這い」、ついにフェルが夜這いを…!と思って楽しみにしていたのに…美女(男)の夜這いだった!(笑)

読了日:3月13日 著者:夕鷺かのう



(仮)花嫁のやんごとなき事情 ~離婚の裏に隠れた秘密!?~ (ビーズログ文庫)(仮)花嫁のやんごとなき事情 ~離婚の裏に隠れた秘密!?~
メイボン祭すっごく楽しかったー!前巻の殺伐とした雰囲気からどうなることかと思ったけど、兄妹主従がお互いを思いやっていて良かった。真の黒幕が登場(?)で、今まで出てきた人たちが黒幕じゃなくて良かった~とホッとしました。あの女なら気兼ねなく殺れる。そしてどんどん高くなる糖度にニヤニヤしっぱなしです。楽しい。

読了日:3月14日 著者:夕鷺かのう



←1巻感想6巻感想→

『(仮)花嫁のやんごとなき事情 離婚できたら一攫千金!』 夕鷺かのう

(仮)花嫁のやんごとなき事情 ~離婚できたら一攫千金!~ (ビーズログ文庫)(仮)花嫁のやんごとなき事情 ~離婚できたら一攫千金!~ (ビーズログ文庫)
(2012/06/15)
著者:夕鷺かのう
イラスト:山下ナナオ

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生まれ育った孤児院に大金を贈る為、シレイネ姫の身代わりとしてクロヴィスに嫁いだフェルディア。しかしフェルの本当の任務は、ワルプルギスの夜までに夫と離婚をして国に帰ってくることで……第1巻。

まわりの少女小説読みさんが皆さんハマっていらっしゃるので「読まねば…」と思っていたシリーズです。

これ、本当に面白かったです!すごい面白かった。あとがきまで面白かった。
貧乏な孤児院で育ったためにお金を稼ぐことに人生の全てをかけているヒロイン・フェルディアと、毒を盛られるような環境で育ったために冷酷で毒を愛するようになってしまったヒーロー・クロヴィスのラブコメです。
ヒロインの庶民ぐあいが面白く(…というかこれ、庶民と言うよりアスリートとか阿修羅のレベルだから…)、お互いの行動に一喜一憂する夫婦の様子にとてもニヤニヤしながら読みました。

変装を見破っていたけど、気付かないフリをして優しくする展開が特に特にツボでした!
夫婦パートでは「あああそんなに冷たくしなくても…!!」とハラハラしながら読みました。
最後の共闘シーン、大好きです。

すっかりハマッてしまって実はもう5巻まで読んでしまっています。
平日に2日で5冊も読むなんていつぶりだろう。。。あーー面白かったーー読んで良かった。

2~5巻感想→

『巡る世界の黙示録 少女戦隊ドリーム5』 小椋春歌

巡る世界の黙示録 少女戦隊ドリーム5 (ビーズログ文庫)巡る世界の黙示録 少女戦隊ドリーム5 (ビーズログ文庫)
(2014/02/15)
著者:小椋春歌
イラスト:明咲トウル

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【あらすじ】ネコ耳をつけたイケメン・タマに脅され、ドリームピンクに変身し戦うことになってしまった要。魔王の家(寺)から逃げた仏像を魔王と共に追うことになり……

全然ドリーム5じゃなかった。すごい面白かったー!

ドリームピンク(2人いる)と魔王(お坊さん)とネコ(イケメン)で、寺から逃げた仏像を追うという凄い設定のストーリー。
最初は無理やり感ただよっていたこの設定が、流れるようにキレイに進んでいって、最後は皆で協力して敵を倒すという展開に胸が熱くなります。
熱血ギャグなんですが、ちゃんと少女小説ですごかった。
全てを力技で解決していくヒロインがすがすがしくて、私も要ちゃんに引っ張っていってもらいたい…なんて思いながら読みました。

個人的には光明のお母さんが大好きです。
ヒロインに若干足りてないラブ要素を一身に担ってくれている感じがして…w
「嫁!」と書かれた紙を渡してくるシーンすごい笑いました。

このクオリティで続けるのは大変かもしれないけど、5人揃わなくても良いから続いて欲しいなーなんて思います。読んで良かった。
あれ……もしかして、ピンク2人・光明・タマ・恵翔の5人でドリーム5だった……?

『永遠の0』 百田尚樹

永遠の0 (講談社文庫)永遠の0 (講談社文庫)
(2009/07/15)
百田 尚樹

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私にとって戦争というものを考えるきっかけをくれた忘れられない1冊になりました。
戦時中は異端者で臆病者の扱いを受けた宮部さん。
でも私たち読者にとっては唯一共感できる、清涼剤のような存在になっている所が上手いなぁと思うし、宮部さんが愛される理由だと思います。
個々の章では「阿修羅」の景浦さんが好きです。泣きました。

戦争のことは私は短い言葉で言い表すことができないのですが、若い人に読んで欲しい本だと思います。
色々なことを言う人がいますが、戦争と言うものについては、映画を見た人、本を読んだ人、興味を持って自分で調べた人、それぞれの人が、自分で考えることに、意味があるのだと思います。

『シュガーアップル・フェアリーテイル 7~11巻』 三川みり

土日はシュガーアップルの世界にどっぷり浸かっていました。
浸っていた…というよりは修羅のようにページをめくり続けていた…という方が正しいかも^^;
が付いているものは、特にお気に入りの作品です。

『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黄の花冠』
シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と黄の花冠 (角川ビーンズ文庫)
あらすじ:銀砂糖子爵の後継者候補として王宮に召集されたアンと若き砂糖菓子職人たち。銀砂糖妖精ルルから、妖精と王家にだけ伝わる特別な技術を学ぶように言われ……第7巻。
2011/12/28
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キース…(´・ω・`)
キースがアンに対して感じる焦りや不安がすごくよくわかって、自分の心と向き合っているような、キリキリした気持ちで読んでいます。
しかしこっちはキリキリしながら読んでいるのに、キースの方はいつのまにかプロポーズになっていて、少女小説さすがすぎました(^^)

でもこの小説の1番すごいと思うところは、読んだ後に「自分ももっと頑張ろう」と思える所です。
魔法のような小説だといつも思います。

『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と灰の狼』
シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と灰の狼 (角川ビーンズ文庫)
あらすじ:王家から妖精を職人として育成する許可を貰ったアンたちは、ヒューと共に妖精商人の長であるレジナルド・ストーの元へ交渉へ向かった。しかしストーはラファルの棺を持って逆に交渉を持ちかけてきて……第8巻。
2012/03/31
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みんなの砂糖菓子への想いと矜持に心を打たれました。
アンやヒューの魂の叫びに感動して涙が…。
みんなが言うように、アンとヒューは砂糖菓子バカで自分よりも砂糖菓子の未来を大切にしてて、でも銀砂糖師のみんな、それぞれ違った形で砂糖菓子を心から愛していますよね。

狼さんは、きっといつか妖精と人間とのここぞという場面で出てきてくれそう。期待。

『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と虹の後継者』
シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と虹の後継者 (角川ビーンズ文庫)
あらすじ:いよいよ妖精の育成がはじまった。しかし肝心の妖精たちはまったくやる気がなく、逃亡することばかり考えていて…第9巻。
2012/07/31
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アンやヒューやシャルの存在で、すこしずつ世界が変わっていくのが読んでいるこちらまでとても嬉しく思います。
でも生まれたてのヒヨコみたいにダイヤモンドのエリル君がラファルの味方になってしまったのが悔しい。
また次巻からラファルが出てくると思うと気が重いです…(-_-;)

『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と水の王様』
シュガーアップル・フェアリーテイル    銀砂糖師と水の王様 (角川ビーンズ文庫)
あらすじ:寿命が尽きようとしているミスリルを救うため、ラファルのために砂糖菓子を作り「王国の中心」を見つけることを条件に、ラファルと同行することになったアンとシャルだが……第10巻。
2012/09/29
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ついに両想い…!な巻なのだけど、ページを捲る手が止まらなくてあっという間に読了してしまいました。どうなるのこれぇ…。(ついに両想いで感慨深いんだけど、2人の想いは「知ってた!」みたいな。。)

ミスリルの前向きさと優しさに涙が止まりません。
アンやシャルだけじゃなく、エリルまで「ミスリルみたいな王になりたい」と思ったシーンで私の涙腺は崩壊です。美しいタイトルと表紙を見て、さらに涙。。

純粋で、赤ちゃんみたいなエリルが可愛いです。しかしラファルは許すまじ。。。

『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と金の繭』
シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と金の繭 (角川ビーンズ文庫) 
あらすじ:ラファルに刺され、エリスの妖精の力で一命をとりとめたアンだったが、目覚めた時には砂糖菓子を作る感覚を失っていた。アンは見習いとして、ペイジ工房で修行をさせてもらうことになるが……第11巻。
2012/12/28
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ラファル許すまじ…(2回目)
命と引き換えに、砂糖菓子を作ることが出来なくなってしまったアン。
仕方なくそうなったわけではなく、防げた事故だったような気がするだけに、なんでアンばかりこんな目に合わなければいけないの…と、余計に悔しい。
こちらの心が折れそうなくらい次々と受難が降り注ぐ展開の中で、恋愛方面やミスリルの存在にニヤニヤさせれられます。
特にシャルは巻を増すごとに糖度が上がっていてとてもキュンキュンします。

そしてキャットとエリオットの株がうなぎ登りです。カッコいいですね~。
根気強くアンの練習に付き合ってくれたエリオットの、砂糖菓子に向き合う時の真剣な態度にドキドキしました。

[シュガーアップル・フェアリーテイル]シリーズ感想一覧

『まほろ駅前狂騒曲』 三浦しをん

まほろ駅前狂騒曲まほろ駅前狂騒曲
(2013/10/30)
著者:三浦しをん
イラスト:下村富美

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便利屋を営む多田の元へ、居候・行天の元妻・凪子から1ヵ月半の間、行天の娘でもある「はる」を預かって欲しいという依頼が来た。何とか行天を説得し、多田と行天とはるの3人での生活がはじまったが……第3巻。

続編、4年待っていました!
面白かった~~!!!まほろ駅前シリーズ本当に大好きです。

帯の「いつもの奴らがなぜか集結ーー?」を見た時点で既に楽しみだったんですが、帯にいつわり無しでめちゃくちゃ面白かったです。
最後の南口ロータリーでのデモのシーンなんて、声を出して笑い転げました。

岡さん及び近所の老人たちの暴走、まさかの多田の恋愛、行天の過去などなど……面白かったところ、見所、感想がたくさんあって書ききれませんが、笑いを混ぜながらも多田と行天の再生を書ききって下さり本当に感謝しかありません。
ラストで、きっと行天は多田の所に帰ってくると信じて読んでいましたが、まさか<アサコさん>の家に隠れていたのはビックリしました^^;

もう私は行天が愛おしくて愛おしくて……できれば私が多田の身体を乗っ取って、行天に「何人もの人間がお前に救われたのを知っている。お前を信頼しているし、人間としてとても愛している」って伝えたいくらいです。(ホモじゃないよ人間としてだよ)

三浦さんが言っていた通り、まほろ駅前はこれで完結なのでしょうか。
また最初のようなノリの短編集で「番外地2」が出て欲しいです。
まほろの町と多田便利軒が大好きでした。素敵なシリーズをありがとうございました。

『檻の外』 木原音瀬

檻の外 (Holly NOVELS)檻の外 (Holly NOVELS)
(2006/05/25)
著者:木原音瀬
イラスト:草間さかえ

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講談社文庫『箱の中』の、その後の短編が2本読めるというので早速購入しました。
帯に「BL界の芥川賞」とか書いてあってちょっと笑えます。

ラブラブな短編「雨の日」と、麻理子の息子が堂野に会いに来る「なつやすみ」の2本だて。
堂野の視点を離れて、喜多川と麻理子の息子のやり取りがメインに書かれています。
『箱の中』・『檻の外』では堂野の心の動きを中心に書かれていましたが、このシリーズは喜多川の人生と成長と愛の物語だったんだと気付かされました。
2人とも穏やかになり、つつましく暮らしている姿に幸せを感じます。
ラストは涙なしには読めません~~(;_;)。
少し寂しい、幸せな気持ちで読了しました。

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