図書ログ

読んだ本の感想ブログ。少女小説やラブコメ、探偵と相棒、因縁のふたりの話が好きです。

『手塚先生の恋愛指南 恋に堕ちたら赤点です!』 日高砂羽

手塚先生の恋愛指南 恋に堕ちたら赤点です! (コバルト文庫)
2016/11/01
著者:日高砂羽
イラスト:くまの柚子
by ヨメレバ

大正ロマンな表紙と、正気じゃない感じのするあらすじに惹かれて購入。正気じゃない感じのハーレム小説(固定の相手あり)です。

主人公・環の通う私立桃園高等女学院、通称・桃女には、超イケメン教師軍団による口説きの授業「恋愛指南」があり、桃女の生徒はその「恋愛指南」の口説き文句をお断りしながら精神力を培う……というストーリーです。
ハーレムではなく、最初から最後までヒロインとヒーローの決まっている安心ラブコメ。
先生方の異常な熱量、同人誌に対する情熱など、異様な熱気に包まれていて面白かったです。
イケメン先生からの口説きのオンパレードなのに、ギャグにしか見えなくて全然ときめかない…!笑

桃女には環が幼少の頃からお兄さまと慕っている手塚先生が勤務しており、心を鬼にして手塚先生の恋愛指南もお断りするわけですが、言葉の端々から手塚先生も環のことを憎からず思っているのが伝わってくるので安心して読めました。
安心して読めるんですが、ここでも変な下ネタを突っ込んでくるので特にときめかずで……?(*^_^*)
先生が代わる代わるエスコートしてくれるラストの「補修」授業は圧巻でした。

コバルトでこういうネタ小説も楽しいなと思う1冊でした。
ギャグにしか見えないのでキャラクターにあまりときめかなかったな……、という所がまた思い返してじわじわきます…。
残念なイケメンというカテゴリーかもしれない。

『桜乙女と黒侯爵  乙女の想いと二人の兄』 清家 未森

桜乙女と黒侯爵 乙女の想いと二人の兄 (角川ビーンズ文庫)
2015/07/31
著者:清家 未森
イラスト:ねぎしきょうこ
by ヨメレバ

【あらすじ】憧れの叔父・慧一郎と憧れの上級生・菫子の婚約発表を知り、ショックを受ける有紗。しかも菫子と京四郎が密会をしている所を見てしまい……第3巻。

第3巻。今回は恋や謎が動き出してすごく面白くなってきました!
死んだはずのお兄ちゃんが出て来すぎてカオス\(^o^)/

有紗は今回恋を自覚したのかな?
想いを秘めていられず、ついつい口に出してしまう有紗が可愛くてニヤニヤしたし、京四郎さんも焦ったり見とれていたりヤキモチを焼いたりして甘さが増量していました。良かった~。
ううう個人的に京四郎さんは、デレたら某身代わりシリーズのリヒャルト並にやばいと思うので楽しみなんですよね……私の勝手な妄想ですw

それにしても叔父さんとお兄ちゃんだらけでちょっと混乱してきましたw
敵だと思っていた書生さんの驚きの正体も明かされて、次巻も楽しみです。

←2巻の感想/-

『桜乙女と黒侯爵  双子姉妹の秘密』 清家未森

桜乙女と黒侯爵 双子姉妹の秘密 (角川ビーンズ文庫)
(2015/02/28)
著者:清家未森
イラスト:ねぎしきょうこ

amazonKindle版

【あらすじ】学校で後輩の緋早子からお姉さまになってほしいと言い寄られ、Sの関係を結んだ有紗。有紗は緋早子から、奇妙な超能力をもつ双子の姉について相談を受けるが……第2巻。

呪いの指輪で主従関係を結ばれてしまった侯爵と女学生の少女小説第2巻。
冷静冷酷に見えて、実は深い愛情と情熱を持った京四郎さんがツボで楽しみにしているシリーズです。

今のところテンポよく謎が明かされたり増えたりしているので、有紗やお父さん、京四郎さんとの謎が明かされるのが今から楽しみです。それにしても有紗と有紗パパは何者なんでしょうか(^^;)。続きは夏かな~~。

ところで他の方の読メの感想を見て知ったのですが、カラー口絵の少年は弟くんだったのですね。
ピュアだった頃の京四郎さんかと思っていた笑。
この有紗家のシーンでは、京四郎さんとお母さんの会話のシーンが好きです。わざわざ血がつながっていないと牽制する弟くんの心理とは。

←1巻の感想3巻の感想→

『桜乙女と黒侯爵 神隠しの館と指輪の契約』 清家未森

桜乙女と黒侯爵 神隠しの館と指輪の契約 (角川ビーンズ文庫)桜乙女と黒侯爵 神隠しの館と指輪の契約 (角川ビーンズ文庫)
(2014/09/30)
著者:清家未森
イラスト:ねぎしきょうこ

amazonKindle

【あらすじ】いじわるな叔父たちの命令により、烏丸別荘の秘密を探るべく潜入させられた有紗。しかし潜入した別荘の地下で見つけた、呪いの指輪の主人になってしまい……第1巻。

「身代わり伯爵」シリーズの清家深森さん&ねぎしきょうこさんの新シリーズです。
今回は大正っぽい時代を舞台に、大和撫子のようなおてんばなような少女・有紗と、陰気な侯爵・京四郎が指輪の呪いで主従関係を結ばれてしまったお話です。ギャグは薄め。
消えた少女の行方と犯人を捜すミステリー要素が強く、なぞの黒魔術などのファンタジー要素がなくても充分に面白かったです。
すでに京四郎さんは有紗を大好きっぽいので、指輪の呪いむしろ邪魔なんじゃ……デレはよ……と思いましたが、2人の過去や呪いのゆくえ、怪しい集団との戦い?などなど楽しみな要素がたくさんなので楽しみです。
陰気で人付き合いのしなそうな侯爵が、最初っから有紗にデレデレなのもニヤニヤしました。早く伝わると良いですね。
そして馨おじさんは癒し……( ˘ω˘)
他のシリーズもあり、発行がゆっくりペースなシリーズになりそうですが楽しみにしています。

2巻の感想→

『乙女風味百鬼夜行 怖がり令嬢と視える婚約者』 長尾彩子

乙女風味百鬼夜行 怖がり令嬢と視える婚約者 (コバルト文庫)乙女風味百鬼夜行 怖がり令嬢と視える婚約者 (コバルト文庫)
(2012/11/30)

著者:長尾 彩子
イラスト:起家一子

起家さんの可愛い表紙に惹かれて購入。
タイトルは「おとめちっくパレード」と読むそう。

中身は1話完結の短編集で、糖度は高め。
1話完結ものなのでサクッと楽しめました。
個人的に文学少年とか幼なじみカップルとかは大好物です。
あと序盤はシスコンの兄が濃すぎて、ヒーローの影が薄いんですが、
ラストの短編は糖度も濃い目でニヤニヤしました。