図書ログ

主に少女小説の感想置き場。

『傍観者の恋』(フェアリーキスレーベル) ナツ

傍観者の恋 (フェアリーキス)
2017/03/27
著者:ナツ
イラスト:あき
by ヨメレバ

【あらすじ】貿易商メイスフィールド家の令嬢レイチェルは、片想いの相手ノアが実の姉のアリシアを愛していることを知り、病弱なアリシアの療養を理由に、契約結婚の駆け引きをもちかけるが……

尊いものを読みました……。

片想いの友人・ノアが実の姉のアリシアを愛していることを知り、主人公のレイチェルがとある交換条件でノアに契約結婚を持ちかける……という仮面夫婦小説です。
今年のお気に入りの1冊になりそう。とてもオススメ。

好きな人が実の姉を愛していると知ったヒロイン・レイチェルの思考や行動がかなり病んでいて面白かった~!
ノアがアリシアに恋してると見せかけて(実際恋してたんだけど)、ノアとアリシアがお互いにレイチェルをめぐって独占欲や嫉妬し合っていたりして可愛い。でもじれったくて、アリシアの手紙には号泣し、ノアとレイチェルが両想いになってからは転げまわりました。その両想いになる過程も丁寧で、仲の良い夫婦のフリをする時なんかはあまりの甘さにジタバタしました。オースティンが絡むシーンはどれもお気に入り。
あきさんのイラストもステキで、読み終わってから表紙を見ると、あまりの尊さに拝むしかないです。アリシア……。゚( ゚´д`゚ )゚。

私はこの小説を電子書籍で読んだのですが、フェアリーキスレーベルって、てっきり同じ会社から出ているTLレーベルのロイヤルキス文庫やチュールキス文庫の仲間だと思っていて……、つまりいつこの2人のベッドシーンが始まるんだろう(はじまるのか?)と思いながらずっと読んでいたのでした。ははは…。
もちろんフェアリーキスレーベルは、健全な少女小説レーベルなのでそんなシーンはありません。すばらしい純愛(やや病み)でした。

『かくりよの宿飯 あやかしお宿に美味しい肴あります。』  友麻碧

かくりよの宿飯 五 あやかしお宿に美味い肴あります。 (富士見L文庫)
2016/11/15
著者:友麻碧
イラスト:Laruha
by ヨメレバ

【あらすじ】折尾屋から銀次を取り戻すため、100年に一度海からやってくる海坊主の料理を担当することになった葵は……第5巻。

3巻のラストで銀次と葵がさらわれてから続いていた、天神屋のライバルお宿・折尾屋編の完結編でした。
面白かったー!所々で涙が出ました。
しかし大旦那様の出番は少なすぎて、銀次さんにグラッときてしまいました。
あとがきで次巻から大旦那様が活躍すると書かれていたので、次巻にも期待…。

100年に1度、海からやってくる海坊主に供えるため、<蓬莱の玉の枝>や<天狗の秘酒>、おもてなしの料理<海宝の肴>などを用意するために葵たちが走り回るストーリーです。
海坊主をもてなす料理を担当することになった葵ですが、雷神の暇つぶしのために味覚が失われる呪いをかけられ、味覚を失ってしまいます。

味覚を失った葵のために銀次さんが料理を作ってくれるシーンや(なるほど食感~)、チビ大活躍の海坊主との宴会のシーンがとても好きです。。゚( ゚´д`゚ )゚。
ラストで折尾屋と天神屋が協力体制になるシーンは、やっぱりライバル同士はこれだ~!と熱くなりましたし、幼い頃の葵の元へご飯を運んでくれたあやかしの正体や、銀次さんと乱丸の和解も解決して、とにかく盛りだくさんでとにかく楽しい1冊でした。
折尾屋編が思ったより早く解決してくれてありがたい~。気になって待ちきれなかったので!

←1~3巻の感想[かくりよの宿飯]シリーズ感想一覧/-

『王女が秘される童話 南瓜の王女の研究録』 長尾彩子

王女が秘される童話 南瓜の王女の研究録 (コバルト文庫)
2016/11/01
著者:長尾彩子
イラスト:宵マチ
by ヨメレバ

【あらすじ】忌み子として生まれた王女ユリアーナは、王都から離れたカレンデュラの森とミルヒ村の領主として暮らしていた。ある日父王の申し付けにより、婚約者兼監視者として特別異端審問官のクラウスがやってくるが……

長尾先生のメルヒェンシリーズ2巻。
1巻と舞台や魔女狩りといった概念は同じですが、前作より200年くらい前のお話なので単体でも読めます。
1巻のヒーローもヤンデレ+敬語キャラでとても好みだったけど、お話は2巻の方が好きかな。
薬学系ヒロインと子犬聖職者かわいすぎて、子犬ヒーロー読んでて恥ずかしくて…!
クラウスのずれた熱心さ、嫌いじゃないですw
そして、長尾さんの薬学系ヒロインは、いつも描写が細かくて、カッコよくて大好きです。

双子として生まれた「忌み子」である王女ユリアーナのもとへ、年下の特別異端審問官であるクラウスが、監視役兼婚約者としてやってくるというお話です。
寝ずの番や入浴シーンなど、監視の仕方がかなり強引なので、「このクラウスは命の恩人と王女様が同一人物だと気付いていて婚約を受けたのでは…?」という気持ちで読みすすめるのですが、読者の淡い期待は裏切られ、クラウスはユリアーナを忌み子として熱心に監視しているだけなのでありました……苦笑。

背丈が同じくらいの子犬系ヒーローとても可愛いなと思いました。(✿´ ꒳ ` )
両想いになる前の、子どもVS子どもみたいな関係も、両想いになってからのちょとこじらせた熱心な愛情(もはや淫魔)もとても可愛かったです。

『ぼんくら陰陽師の鬼嫁』 秋田みやび

ぼんくら陰陽師の鬼嫁 (富士見L文庫)
2016/09/15
著者:秋田みやび
イラスト:しのとうこ
by ヨメレバ

【あらすじ】アパートが火事になり、住む所もバイトも失った身寄りの無い女子大生の野崎芹は、公園で出会った陰陽師の北御門皇臥と、衣食住の保障と引き換えに籍を入れるが……

住む所とバイトを失った身寄りの無い女子大生・芹が、衣食住のためにぼんくら陰陽師・皇臥の元へ嫁ぐというストーリー。
けっこう怖い!

夫となる陰陽師の北御門皇臥が、通販で退魔グッズを買ったり、そもそも北御門皇臥がペンネームだったりして、ほっこりギャグ系かと思って読んでいたんですけど、途中から怖くなってきて夢に出てきそうでした。
首が、ごとん…ごとん…って帰ってくるあたりから……。

皇臥のぼんくらぶりがバレしまって、何となく私たちの胃まで痛くなる2章をこえれば、ミステリー要素や陰陽道要素、ホラー要素や感動要素もありで面白かった~。
おじいちゃんとおばあちゃんの深い愛情に涙。
式神たちがちゃんと護ってくれて、可愛くて、もしや皇臥はぼんくらではないのでは…(かっこいいのでは…)、と思わせるところも良かったw

『かくりよの宿飯 1~3巻』 友麻碧

  
【あらすじ】亡くなった祖父の借金の形に、鬼に嫁ぐため妖怪の世界<隠世(かくりよ)>に連れて来られた葵。納得のいかない葵は、鬼の宿<天神屋>のはなれで借金を返すために食事処をはじめるが……。

亡くなった祖父の借金の形に鬼の嫁にされそうになったヒロインが、借金を返すべく妖怪向けの食事処を開くあやかし飯テロ小説です。面白かったー!

最初は人間に冷たい妖怪たちが、食事を共にするうちに打ち解けていく展開がとても良いですし、鬼の大旦那様とヒロインの葵のささやかな恋愛もたまらないです。キャラクターのイラストも素敵なので、表紙でしか見られなくて残念。白夜さん可愛い…。
仲違いした妖怪の仲をとりもつために一緒に料理をするという場面が何度があるんですけど、私は特にそういうシーンがとても好きです。
大旦那様は1~3巻にかけてどんどんデレて可愛くなっていくんですけど、葵はもうちょっと素直になりましょうね~~。

食事処を優しく支えてくれる銀次さん、祖父の史郎、番頭の暁などなど大旦那様以外の男性キャラもとても魅力的でした。小物系の妖怪も可愛い~。
幼い頃に会った妖怪の謎、金髪の少女の謎など伏線が張られていて、続きが気になります。
そして私は毎回カレーが食べたくなります。

以下3巻のネタバレ感想です。(反転またはクリックで表示)

3巻のラストで以前から怪しかった、金髪の少女と、銀次さんについての事件が起こりましたね。
金髪の少女め……幸運を運んでくれると信じていたのに裏切られましたw
銀次さんのことはちょっと疑っていましたけど、逆に自分の意思で裏切ったわけじゃなくてホッとしました。
ただでさえ大旦那様の出番が少ないので、あまり長引かずに、葵には早く折尾屋の胃袋をつかんで帰ってきて欲しいなと思います。╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ
黄金童子を相手に大旦那様がどういう風に動くのかも楽しみですね。
あわよくばこの事件をきっかけに、幼少期の妖怪の謎や、大旦那様との恋の進展がありますように…(=人=)


[かくりよの宿飯]シリーズ感想一覧5巻の感想→

『(仮)花嫁のやんごとなき事情 8~10巻』 夕鷺かのう

  
【あらすじ】クロウの生家であるエルラント国の王宮に呼ばれたフェルとクロウ。そこで2人を待っていた者は、年をとらないクロウの母・リグレインと、死んだはずのクロウの弟・パールで……

シリアスで苦しい展開が続いたので、先が気になって3冊一気読みでした。
苦しい戦いは一応10巻で切り抜けたと思います……、9巻が絶対絶命だったので、ひとまずホッとしました。

8~9巻では、もう王妃&妖精王&皇帝のサイコパストリオに勝てる気がしないし、あの明るかった2人の裏切りが本当にキツくて辛かった;;;
最後の頼みはフェルの強い気持ちだけだったので、10巻で皆が助けに来てくれて形勢逆転していく展開は本当に良かったです。

各章にそれぞれの人の回想が入って伏線や心情が紐解かれていくのも凄く良かったし、泣きそうになりました。

<ネタバレ反転>
ガウェイン先生とシレイネ姫が手を組んで駆けつけてくれたのが最強のコンビすぎるし、カイズ陛下とユアン王子の強さもすごく頼もしくて惚れました。くうう (♡ >ω< ♡)
そしてウーベル皇帝は、リグレインへの恋をこじらせすぎててェ…


何より10巻ラストの短髪のクロウがカッコ良すぎました。
実は今までクロウが髪を解くと、突然のすごいロン毛でビクッとなってたんですよねw
絶対短髪の方がカッコいい~!! これからはずっと短髪にしよう。(ただの好みによる感想)

←7巻の感想[(仮)花嫁]シリーズ感想一覧/-

『後宮詞華伝 笑わぬ花嫁の筆は謎を語りき』 はるおかりの

後宮詞華伝 笑わぬ花嫁の筆は謎を語りき (コバルト文庫)
2015/10/30
著者:はるおか りの
イラスト:由利子

by ヨメレバ

【あらすじ】妹の方を娶るつもりが、外国から帰ってきたら姉の淑葉と結婚させれていた。にこりとも笑わず、悪い噂の多い淑葉に、夕遼は離縁を申し出るが、求婚のきっかけとなった書を書いたのが、実は淑葉だったと気付き……

由利子先生の美しい、でもいつもと雰囲気の違う表紙に惹かれて購入しました。
中の挿絵も美しくて眼福でした。黒髪キレイだ~。

家族に虐げられたせいで表情を失くしてしまった妻の淑葉(しゅくよう)と、留守の間に家族に勝手に結婚させられていた夫の夕遼(せきりょう)のラブストーリーです。
最初は誤解、すれ違いの連続でハラハラしましたが、誤解が解けていき、夫婦がラブラブになっていくのがとても良かったです。
そして最後の方は愛が暴走しすぎてて笑った。

書を愛する夫婦のデートの仕方や夜の過ごし方がとても可愛かったです。
でも夫婦2人が清い交際をしているわりに、きわどいシーンやセリフが多かったようなw
後宮と書にまつわる事件は新鮮で面白かったですが、嵐快(らんかい)皇帝はもう人を愛することが出来ないのかぁと思うと悲しいラストでした。

『棘公爵の花嫁 賭けをしましょう、旦那様』 白川紺子

棘公爵の花嫁 賭けをしましょう、旦那様 (コバルト文庫 し 17-8)
2015/07/01
著者:白川紺子
イラスト:香魚子
by ヨメレバ

【あらすじ】父が罠にはまり、没落した貴族の娘・ジゼル。いよいよ屋敷を出る時にバートラムが現れ、「ジゼルの父と賭けをした際の約束を果たす」と言って、ジゼルを妻として迎えに来て……

10歳年上のクーデレな夫がとても良かった…。

タイトルの「賭けをしましょう」にあるように、妻のジゼルが夫のバートラムに何度か賭けを持ち掛けます。その時のジゼルの打算的なしたたかが、私はムムム…ちょっと…と思いながら読んだのですが、バートラムがそんな子供だましで自分を騙そうとする妻のことを、子供っぽいなと思いつつ、大人の余裕で寛容する所が年の差カップルっぽくて良かったです。私は大人気ないな(笑)。
前半の2人の攻防も可愛らしくてニヤニヤしましたが、後半の両想いになってからの2人がとても甘くてさらにニヤニヤしました。
バートラム様、後半には別人のようですが、そこが良い^~~。

両想いになってからの残りのページ数が少なすぎて、復興成功するか不安でしたが、無事に復興も叶って良かったです。
香魚子先生の表紙絵もとってもステキです。

『レイデ夫妻のなれそめ』 山咲黒

レイデ夫妻のなれそめ (ビーズログ文庫)
(2015/6/15)
著者:山咲黒
イラスト:アオイ冬子

amazonKindle版

【あらすじ】冒険好きでお転婆な自分をひた隠しにし、理想の夫婦を演じているリナレーア。ある日、夫に内緒で寄稿しているスラム街の新聞社を尋ねた所、王宮で仕事をしているはずの夫が女性と歩いているのを見かけてしまい……第1巻。

理想の夫婦を演じている夫婦が、うっかりお互いの本性と職業を知ってしまい、愛を深めていく恋愛小説です。
豹変ヒーローや俺様ヒーロー、あと粘着質なヒーローが好きな方には特におすすめです。(つまり私のことです)

以下ネタバレありの感想です。

お互いの本性を隠して理想の夫婦を演じるリナレーアとザイラスのお話。
冒険好きでお転婆なレナリーアは、魔物に対してちょっとずれていて(普通に会話したりする)可愛いし、しかもどんなピンチに陥ってもめげないたくましさが面白かったです。
実は粗暴で魔物使いでリナレーアにベタ惚れのザイラスは、すごく口が悪くて、そしてすごく強くて、リナレーアにベタ惚れでときめきました。(オマケの短編が、何だか懐かしの俺様系webSSの香りがしましたよね…^^)
魔物を狩る側でなくて、魔物を保護する職業というのも新鮮でした。
なんといっても執事のマーティンの変身後の姿が爆笑でした。

大切な妹の結婚を認めたあたりからして、兄のヴァルターや王様のヘンリックもザイラスのことが可愛くて幸せになってほしいんだろうな~と思うとほっこりします。

『蝶よ毒よ 邪悪な獣の正しい飼い方』 山本瑤

蝶よ毒よ 邪悪な獣の正しい飼い方 (コバルト文庫)
(2015/6/2)
著者:山本瑤
イラスト:雲屋ゆきお

amazon


【あらすじ】魔女の末裔として幽閉されていたルブラン国の皇女エミリは、姉姫の誕生日会で大掛かりな嫌がらせをし、国を追い出されてしまう。連れられて行ったドライデン国で、獰猛な氷狼公ラファエルの花嫁候補して暮らすことになるが……

面白かったー! とても好きな小説です。おすすめ。
イラストも雰囲気に合っていて素敵だし、この表紙が好き過ぎます。冒頭のエミリのイタズラが本当に酷くて(笑)ワクワクしました!(∩*´ω`*∩)

好戦的だけど優しい2人のやりとりが面白くて、そしてキュンとしました!
エミリのイタズラはわりと本当に酷いんですけど、そこも新鮮で面白かったです。
それにエミリとラファエルの戦闘シーンには毎回、甘~~いオチがついていてゴロゴロしました。
最後に女王様がエミリに優しい言葉をくれるシーンでは私まで泣きそうになったし、ヘラがローランドに鳥で別れを告げるシーンも良かったです。

あと求婚シーンまで見れて良かった! 山本先生の書く求婚シーン毎回好きです。
しかし求婚シーンで感極まっているマーロウはお前は結局どっちなのかとw

エリザベスは、私もエミリと一緒にカッサンドラ叔母さんだったら良いなぁと思っていたんですが、違いましたね。
エリザベスの正体を知った後で、蜂蜜の塗られたラファエルをエリザベスが舐め回していたシーンを思い出すと笑えます。
<太陽の乙女>のこととかも気になるので、続きがとても読みたいです。

『狂伯爵と買われた花嫁 永遠を誓う愛の言葉を君に』 (一迅社文庫アイリス) 梨沙

狂伯爵と買われた花嫁4 永遠を誓う愛の言葉を君に (一迅社文庫アイリス)狂伯爵と買われた花嫁4 永遠を誓う愛の言葉を君に (一迅社文庫アイリス)
(2015/03/20)
梨沙

amazonKindle版


【あらすじ】青白き館に来る前のリリアンが暮らしていた街バレンティアに来たリリアンとクリストファー。しかし育ての叔母に毒を盛られ、リリアンは「空の旅団」に連れ去られてしまい……最終巻。

お気に入りだった狂伯爵シリーズ最終巻です。寂しい。
でも愛の溢れる素敵な最終巻でした。

前巻ラストの爆弾発言は何事もなかったかのようにメルヘンの世界へ帰っていき、「空の旅団」との決着と、リリアンの出自、夫婦の愛情がメインの観でした。
でもヒロインの服がわりとよくビリビリになるので、苦手な人はいるかもw
旅団との決着は、例のお香の流通を阻止することにも重点を置いていて、そのあたりの描写がすごく面白かったです!
クリストファー様が成長して独りで戦うビジネスマンになる姿には胸が熱くなりました。
ジェラルドとメリッサも良いコンビ。かわいい。

リリアンが縫い物をしながらクリストファーを待っているシーンも、2人の信頼と愛情が伝わってきて好きでした。
その分父親であり旅団のボスであるエルとの決着は、かなりあっさというか、ページをめくったらエルに剣が刺さっていたイメージなんですけど。 思わずページを2度見しました。
この父親が更正する可能性はないだろうし、あれ以上の議論はいらないのかも。
大切な人たちを守るために人を殺せるのは、クリストファーの好きなところです。

あとリリアンのおじいちゃん、かなり好きです。
息子が亡くなったと思って、ずっと寂しく生きてきたかと思うと、リリアンと再会できて本当に良かったねぇと思います。
ヒルダとカーンの王子様展開も!この2人はお人よしでかなり好きだったので報われて良かったです。お幸せに。
そしてベン、まさかメスだったとは…w
お気に入りだったシリーズが終わってしまって寂しいですが、主役2人が大好きな人とずっと一緒に居られるようになって良かったです。

←1~3巻の感想/完結

『流血王の初恋』 (ルルル文庫) 宇津田晴

流血王の初恋 (ルルル文庫)流血王の初恋 (ルルル文庫)
(2014/07/25)
著者:宇津田晴
イラスト:増田メグミ

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仮病の姉の代わりに「流血王」カエルムに嫁ぐことになった第三王女のユーラ。流血王と呼ばれているカエルムのイメージを変えるため、「幸せな夫婦ごっこ」を提案するが……

甘い、甘いと評判の少女小説です。読んでみたら本当~~に甘かったです!
「流血王」と恐れられている王様カエルムのイメージを、本来の誠実で優しい性格のイメージに変えるため、婚前夫婦が国民の前でイメージアップ作戦を行うストーリーです。
もうこの夫婦の目標が「国民の前でいちゃつく」ことなので、甘い甘いったら、は~~…すごく良かったです。
せっかく婚前に同じ部屋で生活しているので、寝室でのお約束なアレコレも見たかった気もしますが、国民の前でいちゃいちゃするのがこの小説のテーマ(?)だから諦めました。
特に流血王モードの時は読んでいて恥ずかしくてコタツ布団をバシバシしながら読みました。

無事にイメージアップが成功し、「流血王」の本来の姿を知った仮病の姉が最後に押しかけてくるのですが、すごく甘い小説のスパイスとして、姉のゲスっぷりがちょうど良かった気がします(?)。面白かった~甘かった!

『(仮)花嫁のやんごとなき事情 離婚の誓いは教会で!?』 夕鷺かのう

(仮)花嫁のやんごとなき事情 ~離婚の誓いは教会で!?~ (ビーズログ文庫)(仮)花嫁のやんごとなき事情 ~離婚の誓いは教会で!?~ (ビーズログ文庫)
(2014/05/15)
著者:夕鷺かのう
イラスト:山下ナナオ

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【あらすじ】腐敗が進んでいる教会を探るためにエルラント中央教会へ赴いたクロウとフェル。しかし夫クロウが「婚姻で結んだ神誓を解除したい」と言い出して……第7巻。

妖精こわい;;

腐敗が進む教会の真実を知ったり、夫に離婚を切り出され改めてお互いの想い(?)を確かめ合う第7巻。
母親のことや妖精のこと、それから亡き弟のことなど、物語の重要な部分がどんどん明かされていて、今回もすごく面白かったです。妖精こわい。
教会の第一聖席のカイズ猊下。落ち着いていて頭が良くってカッコよかったですねえ。惚れました。ただ1人教会に残って戦うカイズに、また後の巻で再開できますように。。

それにしてもフェルの「おっ邪魔っしまーーす!」には笑いました。
その調子で母親もぶっとばして欲しいですね。

←6巻感想[(仮)花嫁]シリーズ感想一覧8~10巻感想→

『狂伯爵と買われた花嫁 1~3巻』 (一迅社文庫アイリス) 梨沙

明けましておめでとうございます、今年も宜しくお願いします。
まずは昨年読んだ中でもかなりお気に入りの「狂伯爵」シリーズの感想から。

『狂伯爵と買われた花嫁 愛と殺意の新婚生活!? 』
狂伯爵と買われた花嫁 愛と殺意の新婚生活!? (一迅社文庫アイリス)
あらすじ:リリアンは棺の中で目が覚めた。襲い掛かってきた館の美貌の主人・クリストファー伯爵から、剥製にするためにリリアンの死体を買い取ったと言われるが…
2014/2/20
amazonKindle版

面白くて1~3一気読みでした。ジャンルはいわゆる「ラブ&キル」系です。
とてもずれた感覚を持つ猟奇的な伯爵・クリストファーと、ずれている薬マニアのジェラルドとずれた執事ロバートと、逞しくて美しいリリアンの攻防が面白かったです。血なまぐささと可愛らしさのバランスがすごく好み。
この3人がどうしてこんなにずれているのかは後々の2~3巻で明らかになるのですが、その理由がまた愛おしいもので、お気に入りのシリーズになりました。

『狂伯爵と買われた花嫁2 新婚旅行にご用心!』
狂伯爵と買われた花嫁2 新婚旅行にご用心! (一迅社文庫アイリス)
あらすじ:クリストファーの結婚を知った皇帝から呼び出しをくらった2人。クリスの許婚(?)のドーラとリリアンの勝った方がクリスと結婚することになり……第2巻。
2014/6/20
amazonKindle版

命がかかってるのだから当たり前の反応なのかもしれないのですが、リリアンのクリストファーに対する拒絶反応がひど過ぎて涙が……。
ジェラルドと共謀して恋人ごっこするシーンなんて、クリスがかわいそう過ぎました。
嫉妬するクリストファーはすごく可愛かったし、ヤンデレ展開大好きなんで、おおクリスかわいそう……と言いつつ、とても楽しんで読んでしまいましたが。
1巻もそうでしたが、リリアンはクリスに対しては疑ったり拒絶したりするのに、他の悪人のことはコロッと信じてしまうのが読んでいてハラハラしますよね;;
ドーラ怪しいよドーラ…;;;;;;

『狂伯爵と買われた花嫁3 不器用な蜜月』
狂伯爵と買われた花嫁3 不器用な蜜月 (一迅社文庫アイリス)
あらすじ:1ヶ月間「霖愉宮」の社交界に滞在することになったフェリエット夫婦。しかし社交界の場では怪しい薬の売買が横行しており……第3巻。
2014/11/20
amazonKindle版

3巻すっごく面白かったです!!
色々な伏線が回収されて、テンポがよくて面白かった~。ラストの怒涛の決着はとてもドキドキしました。さらばドーラ…。
クリストファーがどんどん成長していって、たくさんの家族に囲まれて幸せそうにしている姿に胸がいっぱいになります。
家族のシーンもほっこりしますが、2人っきりになりたくてダンスを頑張るクリスもホント可愛いなぁ。ところでベン、邪魔なんですけど…笑。
そして明かされたロバートの正体が……ロバートもうかっこよすぎです。リリアンとクリスも今回も可愛い~。

ところで私はクリスは母親が恋人と逃げようとした隙に暴漢に襲われて……っていう話をずっと信じていたんですが、暴漢じゃなくて恋人の子供だったんですね。それは良かった。
リリアンのお父さんの話も含めて、次巻でクリス親子もどんな決着を迎えるのか楽しみすぎます。

4巻感想→

『ハーフ・クラウン 1~3巻』 御永真幸

ハーフ・クラウン 秘め公爵といばらの輪舞氷の王女と緋色の約束 ハーフ・クラウン (コバルト文庫)眠り姫とガラスの靴の夢 ハーフ・クラウン (コバルト文庫)著者:御永真幸
イラスト:雲屋ゆきお

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男として育てられた次期国王候補のシエラ公爵ユーフェミアは、国王の崩御に伴い国王になることを望まれていた。しかし病弱だと言われていたもう1人の国王候補クロヴナー公爵ヴィンセントが現れる。ユフィがずっと探していた初恋の娘だったと気付いたヴィンセントは……

男装の公爵と病弱だった公爵の夫婦小説。
とても面白くて1~3巻一気に読みました。
↑上の書影の部分、レイアウトがかなり無理やりなんですが、3冊とも表紙がステキでどうしても並べたかったので!(^o^;)

2人が夫婦となるまでが1巻、2・3巻はゲストキャラのラブコメ(?)が書かれています。
夫婦となるまでの2人の恋愛もすごく可愛くて面白かったです。
熱烈なヴィンセントの告白に転がりました。
仲良しの2人もかわいいし、何より2人とも麗しくかっこいい~。3巻の表紙なんてもう美しすぎます。

ゲストカップルも面白くて。
でも結局ガウェインもオリヴィエも報われていないような…!?
男キャラがひたすら不憫なシリーズでしたが、とても楽しかったです。
特にオリヴィエは顔に似合わぬ不憫さで、最後にボロボロになって現れたシーンなんかは涙なしには見れません。ちょっとナターシャもシャロンも2人と結婚してあげてくださいよ~と思いながら読みました。涙。

コバルトの公式ブログで「完結」と書かれていますが、とてもお気に入りの夫婦なので続いて欲しいなと思います。面白かったー。