2009.10.04 *Sun

悪役令嬢ヴィクトリア

著:菅原りであ|絵:増田メグミ|ルルル文庫★★★★★
悪役令嬢ヴィクトリア (小学館ルルル文庫 す 1-1)【あらすじ】
常に気高く強く美しい紅茶店のオーナーヴィクトリアは、気のいい従業員に囲まれて、紅茶喫茶「花洗う雨」を営んでいる。しかし目標である<雪花紋章>の品評会を目前に、街で「花洗う雨」に関する変な噂が流れ始め、近所に伝説の紅茶屋「F&M」が開店し、ヴィクトリアは閉店寸前に追い込まれてしまって――

ルルルの新人さん受賞作。
一人称小説なのに一人称が「あたくし」です。
しかも「あたくし」が全く気にならないというミラクルが起こりました。

というのも、この主人公の悪役令嬢ヴィクトリアが、どちらかと言うと下町気質(?)の気持ちのいい爽やかなキャラなんですよね。
ヨーロッパの紅茶店という舞台もかわいらしくて魅力的だし、<品評会>の逆転劇には思わずホロリと。昔からこういう話にとても弱い。
ラブも個人的には良かったですー。
「ひとりの男として」→「なんじゃそりゃー」>の部分が好きすぎました。
なんかこう全体的に、変テコなテーマにお約束が盛り込まれている感じが良かったです。

そして敵役の令嬢と子爵が用意してきたライバル店には吹きました。なぜそこで<メイド喫茶>w 雰囲気ぶち壊しすぎて、いやでもだからこそ「こ、これは確かに勝てない…!」「卑怯すぎる!」「ルッツお前…」の連続でした。
ところでライバルのセリーヌ嬢は、最後<騙されてたかわいそうな娘>っぽく書かれていましたけど、中盤では全くもって本人もノリノリだったと思うのですけど?w

変装潜入とか無茶な部分があったり、ルッツ&アリスの双子ペアにはちょいちょいイラッとさせられましたが、とても好みのお話でした。続くなら大歓迎です。
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