2009.10.13 *Tue
魔法の雫 薔薇の雫
![]() | 【あらすじ】 エストランジュの若く美しい領主・ケネスは、困窮する領地を立て直そうと走り回る日々だった。ある日、酒売りに向かう途中で宿泊した商人の家で薬を盛られ、見ず知らずの黒髪の少女・ロザモンドを妻として迎えるはめになってしまい… |
貧しい領地を立て直そうと走り回る青年領主と、頭の切れる黒髪の少女の結婚物語。
これはすごく好きです。読んで良かったと思いました。
ヒーローのケネスは好青年ですが融通の利かない性格で、貧乏な領地を立て直したいけど、持参金目当てで結婚するのは絶対に嫌だ。という、そういう感じの頑固な青年。
そう言っていたのにもかかわらず、薬を盛られた挙句にヒロインのロザモンドと結婚することになってしまい、彼はロザモンドに嵌められたと思って彼女に冷たく当たる……という所から、ふたりの夫婦生活がスタートします。
この本はヒロインいじめがなかなか凄くて、本当にラストで<ロザモンドが叔父に幽閉された>時は、残りページのあまりの少なさに、ひえーと思いながらページをめくりました。ロザモンドの優しくて聡明で、根性のある所もとてもいじらしくて…!
いや、本当、むくわれるシーンはラスト数ページなんですよ。
それ以外はほぼヒロインが誤解と暴力を受けているという。
でも、ラストでロザモンドがケネスに言った、ケネスの「あのお姿」を目にした時に、私たち読者も「ああ、読んで良かった!」と思えた小説でした。
とてつもなく頭の固い不器用なヒーローなので、ふたりの夫婦生活を想像するととてもニヤニヤしてしまいます。2巻も楽しみです。
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