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『オーダーは探偵に』 8・9巻 近江泉美

 

【あらすじ】学生の間で流れ始めた、「あたまのよくなる薬」を追いかける悠貴と聖。どうやら2人が仲違いすることになった3年前の未解決事件と関わりが深いようで……

バイトの女子大生・美久と高校生探偵・悠貴の喫茶店ライトミステリー。
8、9巻は、死人も犯人もいるいつもとはちょっと違ったミステリーの前後編でした。現在進行形の事件を追いながら、悠貴と聖の過去の事件が明かされていくという構成で、とても面白かったです。

常に聖の方が真相に一歩リードしている感じで、特に美久を助けに来たシーンなんかはあまりにもカッコよくて、あやうく聖派に寝返りそうでした。
でもラストの悠貴との膝枕のシーンが甘くて可愛くて、すぐに悠貴派に出戻りました。
そうだよね、悠貴くんだって美久ちゃんを助けに行きたかったよね。うんうん。それに事件の真相を解明したの悠貴くんだったしね。うんうん。悠貴くんはもう自覚ありなのかな~かわいい。
あと今まで私は3年前の事件のせいで聖と悠貴の仲が悪くなったのかと思ったのですが、過去編を読んだら出会った当初からもともと犬猿の仲で笑ってしまいました。(≒ツンデレ)

「頭の良くなる薬」なんて如何にもその筋の怖そうなバックが居そうな薬で、2人が捕まった時はどんな恐ろしい目に合うのかハラしていましたが、個人の善意の犯罪だったというオチも、シリーズ的にちょうど良かった気がします。
柿園先生が生きていたら、副作用の無いところまで薬を完成することが出来たのかなあ。出来るわけないか。
3巻の登場人物が重要な役として絡んでくるのですが、その辺りはぼんやりとした数年前の記憶で読了。

これでやっと悠貴くんと聖くんも前に進めるかな、と思ったら最後に怪しい電話が……。
個人的には悠貴くんは一度好きになったら一途な子だと信じてるので、(あと稀早ちゃんへの恋心はもともと自覚していなかったっぽく感じます)稀早ちゃんは生きていても、亡くなってしまっていてもどっちでも良いんですけど、これからの展開も楽しみです。
そう、悠貴くん、信じているから……。

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